原材料は、ヨシキリザメのすじ、アオザメの身、塩、砂糖、みりん、ばれいしょでん粉
というシンプルなものです。
サメを最大限使った点が特徴です。
サメのすじからでるプリプリ(ぷるんぷるん?)のコラーゲン、サメ軟骨のコリコリ感が良いバランスでクセもなく美味しい仕上がりです。
煮込んだり、焼いたりしても。
掲載した写真のすじは半分のタイプです。
2017年7月より自家製に復活いたしました。
7月3日フェイスブックより抜粋記事
自家製 魚すじ
(長文になります)
この度、太洋かまぼこ自家製の魚すじを作りました。
昔は、はんぺんや魚すじも作っていたそうです。
はんぺんを作る時に使うサメからすじがとれ、それを魚すじにしていました。
しかし、
時代とともに作るアイテムを絞り、、、いつしか辞めてしまいました。
やる気を持て余す私は、
父親に作り方を聞き、見よう見まねで取りかかりました。原材料のすじ身は築地の仲買さんにお願いしたら以外と簡単にありました。
しかし、作り方よりも配合レシピがなく手探り状態というスタートとなりました。
予想どおりの苦戦でしたが、
『つみれ』を作る工程がヒントとなり、これを応用していきました。
3日間の試行錯誤の上、、、この感じーー!というかなり納得のいく仕上がりになりました。
いやぁ〜、ずいぶんとロスもしました。捨てる辛さは相当心苦しく、二度とロスしないようノートへ詳細にメモし、自分の舌に何度も覚え込ませました。
結果、
現在買入のメーカー品の魚すじよりも、こだわった『ものづくり』となりました。
それは、
原材料として、ヨシキリザメのすじ、アオザメの身、塩、砂糖、みりん、ばれいしょでん粉
というシンプルなものです。
サメを最大限使った点が特徴です。
サメのすじからでるプリプリ(ぷるんぷるん?)のコラーゲン、サメ軟骨のコリコリ感が絶妙なバランスで、また旨味がすごいのです。
伝統や文化というものは、
一度途切れると先人が培った『わざ』や『ウルトラC的なさじ加減』も存在しなくなる。今回、改めて身に染みた『自家製魚すじ』のお話でした。